大手の労使双方にアンケートしたところ、成果主義に問題ありとした人が9割にのぼったとのこと。
逆に評価した人の割合が書かれておらず、9割が「意味なし」としているわけではないでしょうから、この記事からアンケートの全てを窺い知ることはできません。
ただ、自分自身この成果主義というものに対して疑問を持っていて、批判記事が賛同する記事に比べて非常に少なかったんで、自分と同じように疑問をもっている人が多くいるようで少し安心しました。
僕自身は成果主義の現場で雇用されているわけではないのですが、現場に導入の話もちらほらあるので関心は持っています。
成果主義はうまく使えば有能な人のモチベーションをさらにあげることが可能なのかもしれませんが、そもそも不況になってからどんどん日本に導入され始めた制度であり、人件費の総額を増やしてではなく減らすことが目的と思われますので、下がる人の方が上がる人より多いのは想像に難くありません。
「給料泥棒」みたいな人が社員の8割くらいいるのなら、残り2割にとっては納得の制度かもしれませんが。
でも、その評価が正当(少なくとも本人にとって正当)でなければ、モチベーションはどうしても下がってしまいそうです。
また、他人から不当に高評価と見られれば、周りから嫉まれる可能性が高いと思います。
その人しかできないような仕事内容を持っていて、それを他人が認めていればこういう制度も有効なのだと思いますが、企業でそのような人がいったいどれくらいの割合いるのか疑問です。
早々に成果主義を導入した大手企業でも揺り戻しで見直しをはかっているところもあるようですが、どのように落ち着くのか興味があります。
休みなのに硬い話題ですみませんでした〜

この記事についてはDAILY ARCHIVEさんのブログでも書かれています。
それと・・・海賊事件、無事に解決して良かったです。
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