それによると「岐阜県内の男子高校生(当時17歳)が昨年2月、タミフル1カプセルを服用、約4時間後にパジャマに素足で家から出て、近くの道路のガードレールを乗り越え、トラックにはねられ死亡した。今年2月には、愛知県内の男子中学生(当時14歳)が1カプセルを飲んだ約2時間後に、自宅マンション前で全身打撲で死亡しているのが見つかった。9階の手すりに指紋が残っており、ここから転落したとみられる。」とのこと。
異常行動とタミフルとの因果関係は明らかではありませんが、小児科医の中にはタミフルを服用後に妙に興奮したりする患者をみている方もいると思います。
僕は処方しますが、知り合いの医師の中には、タミフルを積極的には投与しない医師もいます。(使わないと治らない病気ではありませんので)
インフルエンザそのものでせん妄状態になる子供もいますが、今回の2症例は年齢的に大人に近くそういう意味でも少し特異です。
世界で最も多くタミフルを使用しているのが日本なので、わが国で綿密な調査を行えば因果関係がはっきりする可能性があり、今後のためにも重要だと思います。
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