もともと子供は痙攣を起こしやすいのですが、これらのお薬を小さい子供で使っていると、痙攣の頻度や持続時間が長くなるのではないかと疑われています。
脳炎・脳症で有名な先生がテオフィリン関連痙攣の問題を強く主張されていて、テレビでも取り上げられたことから、患者さんに質問されることもあります。
先週末に行われた小児アレルギー学会でも大きく取り上げられていました。
喘息の治療ガイドラインというのがあるのですが、今年改訂されていてその中で乳幼児喘息の治療ではテオフィリンは主要薬から外されることになりました。(その分、吸入ステロイドが上位にきており、このことも微妙な問題をはらんでいます。)
これまでも、小さい子供さんや痙攣を起こしたことがある子供さんにはほとんど使ってきませんでしたが、今後はさらに使いにくくなりますね。
ただ、今まで使っていて効果がはっきりとある患者さんに今後どうするかは、説明をした上でケースバイケースとなりそうです。
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