2006年10月19日

奈良大淀病院、妊婦死亡について思うこと

ここ数日マスコミで大きく取り上げられている、分娩中の脳内出血で妊婦死亡の件。
亡くなった妊婦、その後家族は本当にお気の毒だと思います。

しかしマスコミの取り上げ方、そして奈良県警が業務上過失致死容疑で捜査に入ったとのこと。
これにはとてもとても納得できません。

そもそも、奈良県の救急搬送システムができていないのは、病院の責任ではありませんし、それは奈良県や国つまり行政の責任です。
それを差し置いて、警察が個人あるいは病院の責任を捜査するということは本末転倒です。
そして、御用マスコミの病院・医師たたき。非常に露骨な世論操作であると考えます。彼らはただでも少ない医師をさらに減らしたい、国・厚労省の手先です。

今回のような対応によって、今後致死率の高い疾患を取り扱う科を志望する医学生は激減していくでしょう。

奥さんを亡くされた御主人には、ぜひ勇気を出して行政の責任を質していただくことを望みます。

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2006年02月22日

小児科医4割減とは・・・

これも今日の日経から。

日本小児科学会の調査によると、卒後2年間の臨床研修を終えた後、大学病院の小児科に入局する医師の数が、臨床研修制度施行前と比較して4割も減っているとのこと。

卒後の臨床研修で各科を回っている間に、小児科志望が減ってしまうということなんでしょうが、やはり「小児科は大変」と印象を研修医が持ってしまうことが一番の理由でしょう。

こういう報告をみても、やはり小児科医の良心に頼るだけの小児医療は問題だと思います。

大変やりがいもありますが、それだけでは人は集まらないということです。

入局小児科医師の減少→現小児科医の忙しさ↑→さらに入局小児科医師の減少 という悪循環が現実のものになりつつあります。


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2005年12月19日

診療報酬引き下げ決定

政府・与党は来年度予算で診療報酬が3・16%引き下げることを決定しました。

内訳は、医師への技術料などの本体部分がマイナス1・36%、医薬品などの薬価部分がマイナス1・8%。

高齢化による医療費の上昇がさかんに言われていますが、日本はGDP比で考えると決して高くなく、約7%の水準です。
これは米国の約半分で欧州と比較しても低い水準となっています。
ということは、他の所に多くのお金を投入しているということになりますね。

ところで、病院の利益率は約1〜2%で多くはぎりぎりのところで経営しているわけです。
ただでも日本の病院は医師や看護師が少なく、患者数あたりでみるとこれも欧米の半分くらいです。
ここで診療報酬を1.36%も引き下げると、多くの病院は経営が非常に苦しくなりさらに人件費を削らなければいけなくなります。

患者さんは医療費が安くなると言われると、いいことだと喜びそうですが、ただでも少ない医療従事者をさらに削ることになれば、職員の疲弊による医療ミスの増加が危惧されます。

適正な予算配分こそ考えるべきことなのではないでしょうか?


(ちなみに製薬会社の利益率は10%台を維持しているので、今回は触れていません。)


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2005年11月04日

インフルエンザワクチン

11月になって、今年もインフルエンザワクチン接種の時期がやってきました。

このインフルエンザワクチン、病院によって値段がまちまちですが、年々、病院間の競争で下がってきているような気がします。

特に小児科の場合は年齢によっては、接種する量が少なく、1本のバイアル(ワクチンが入っている小瓶)で何人も接種できるので、かなり値段を下げても利益がでるようです。

効果と値段は関連がないので、接種される方は安いところで受けられるといいですよ。^^


ちなみに自身も接種しないといけないのですが、次の日に体がだるくなることがあるので、いつも休前日にしております。(^_^;)


ではでは


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2005年07月06日

大学病院の臨床研修プログラムに4割が不満

今朝の新聞より。

厚生労働省のアンケートで、大学病院の研修医では4割に臨床研修プログラムに不満と回答し、満足を上回ったと。
一方、一般病院では52%が満足と回答し不満は26%との結果。

研修医全員を対象とした調査なのでかなり信憑性が高いと思われます。

もともと大学病院での研修が問題ありとの意見があり、一般病院での研修が勧められた経過もあるので当然といえば当然の結果ですし、このような結果は今後の大学病院での研修プログラムの改善にも繋がるので、公表するのは悪くないと思います。

そうしないとどんどん大学で研修する人が減ってしまいますし・・・。

自身は大学では研修をしなかったので、大学での研修がどんなものかはわかりません。
まあどこで研修をしても、自身の気持ちというかモチベーションが一番重要であるとは思いますが・・・。

医師免許の更新制も言われていますし、これからしばらくは医師制度の変革期が続きそうです。


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2005年07月04日

子供の事故死亡率が高いようです

こんばんわわーい(嬉しい顔)

毎日雨が続きますね。

今日の日経の朝刊に、子供の事故死亡率を先進国間で比較した記事が載っていました。

それによると、日本はかなり事故死亡率が高く、特に0歳児では14か国中ワースト3となっています。

これは異常な高さですね。
国によって生活事情の差があるにしても、異様だと思います。

紙面では事故防止指導の弱さがあげられていますが、我々も健診などでもっと啓発しないといけないなと感じます。

昨日出来なかったことが、今日出来るようになるのが子供ですから、安全にはかなり配慮していないと、例え死に至らないほどではあっても事故は簡単に起こりえます。

ではまた


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2005年06月03日

最高裁が研修医を労働者と認定

過労死で死亡した研修医の遺族が起こした、未払い賃金の支払いを求めた裁判で原告の勝訴が確定しました。

この中で最高裁は、研修医を労働者と認定。
大学病院側の主張を退けました。

研修医とは言え、多くの臨床研修指定病院では医療行為を主体的に行っており、責任も伴うことから、今回の判決は妥当と考えられ、研修医の待遇改善にも貢献しそうです。

ご遺族の方は、大変な苦労で裁判を戦われたのだと思いますが、その苦労は今後に繋がるものだと考えます。


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2005年05月24日

救急車搬送は重症度順に

消防庁が重症度に応じて救急搬送の順番を決めることを検討していると。

今は、通報順に出動しているわけですが、これが導入されると早く通報しても軽症と判断されれば、搬送は後になる可能性があるということです。
逆に重症の人が、救急車が足りないために搬送が遅れるということを、防止しようというわけでしょう。

ただ記事にもあるように、トリアージ(重症度の判断)を誤って重症を軽症と判断すると、大変なことになるわけです。
100%の正診はありませんので、やっぱり導入すればそれなりの問題は起きてくると思います。

そのことをどう考えるかということだと思います。

ただ、今のように個人に対する風当たりが強い世の中では、トリアージをする立場には正直なりたくありません。
責任の所在が、個人ではなく消防庁などのちゃんとした組織になっていなければ、やろうという人はなかなかいないのではないでしょうか?


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2005年05月11日

医師がドルミカムを自己注射

うーん?という内容の記事が・・・

29歳の麻酔科女性医師が手術の前後に鎮静・麻酔作用があるドルミカム(一般名:ミタゾラム)を自己注射していたと。

ドルミカムは鎮静・麻酔薬としては一般的な薬で、痙攣を止める目的で使用されることもあります。

逆に言うとそれだけ、意識レベルに作用する薬で、これを注射してから手術の麻酔を担当するというのは、非常に危険です。
すごく眠たくなるはずです。

依存性のある薬で、この医師も何度か繰り返していたようですが、最初に始める動機は何だったんでしょうか?

患者にとってもこの医師にとっても、事故が起こる前に発見されて幸いだったと思います。


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2005年04月18日

救急車のお値段

救急車についてのこんな記事が出てました。

救急車の値段は今まで知りませんでした。
トヨタ救急車標準タイプが423万1500円(2WD)から452万5500円(4WD)。トヨタ救急車ハイメディックが1526万7000円(2WD)から1556万1000円(4WD)とのこと。
かなり高いですが、求められていることを考えるとこれくらいしてもおかしく無いでしょうか?

ちなみにハイメディックとは高規格救急車のことだとのこと。
装備がだいぶ違うようです。
ここで、詳しく載っています。

ではまたわーい(嬉しい顔)


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2005年03月17日

医師免許に更新制導入を検討

こんばんわ
今日は1日雨降りです雨

政府が出した規制改革改定案の目玉に、医師免許の更新制導入を検討することがあげられています。

相次ぐ医師の不祥事を減少させることを目的としているようですが、皆さんはどのような感想を持たれるのでしょうか?

米国では更新制度が導入されていて、日本もそれに見習うべきだという社説が各新聞社から出されているようですが、ちょっと調べた範囲ではどのような内容の講習を行っているのかや、そもそも米国ではこのような不祥事が日本と比べて少ないのかなどは不明でした。

内部の人間の多くは、面倒だなというのが正直なところだとは思いますが、昨今の医療を取り巻く環境の厳しさを考えるとある程度は仕方ないのかな、とも思います。

ただ、導入されるのであれば内容のあるものでなければ、医師にとっても時間の無駄ですし、しっかりとした制度にする必要があるでしょう。
また、医師は各科・各専門分野に細分化されているので、画一的な内容の講習では対応できませんので、それぞれにあった内容を考えなくてはいけないでしょう。

今後どのような流れになっていくのか、注目してみていこうと思います。


今回の規制改革改定案は他にも様々な内容が含まれていますが、各紙・メディアともに医師免許更新制のことを大々的に伝えていて、それはそれで少し疑問を抱きました。
他にも重要な内容が多く含まれていると思います。
それだけ、医療界への風当たりが厳しいということなんでしょうが。

ではまたわーい(嬉しい顔)


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2005年03月14日

救急車を有料化?

消防庁が増加する救急出動の抑制を目的に「救急車有料化の本格検討を開始」という記事がありました。

確かにどこの消防庁関連のHPを見ても、右肩上がりに救急出動の回数は増加しています。
高齢化の進行に加えて、気軽に119番する人が増えているのも原因となっているのでしょう。
そこを是正すれば、救急出動を抑制できると考えたのだと思います。

でも本当に有料化が抑制につながるのでしょうか?

まず、救急車をタクシー代わりに使用する人が一定数存在します。
その人からこそ、搬送費を徴収し抑制につなげたいところでしょうが、タクシー代より多く徴収しないと、結局は安いほうの救急車を使うでしょう。
しかも、緊急度が低い場合に徴収となっているようなので、それは医師の診察が終わらないと判断出来ないので、後払いということのようですが、そもそもこの手の人が後払いで(搬送が終わってから)代金を支払うでしょうか?
人間の心理を考えても大いに疑問です。

現在差別化を行わないことで起きていない問題が、有料化することで起きてくることも充分考えられます。
払う払わないで揉め事がおきれば、それを処理するのも大変ですし時間もかかるんで、どっちの方がいいかはやってみないと何とも言えないですよね。

あと、もし救急隊がトリアージをかけるなら、その責任の所在も重要となります。
トリアージをミスした場合(重症を軽症と誤診した場合)、それは責任問題となる可能性がありますから。

やるなら一律の有料化なんでしょうが、本物(緊急度の高い)の救急搬送を考えると、なかなか利用者側に受け入れてもらうのは難しいと思います。
しかも、かなり高額に設定しなければ抑制効果は少ないと考えられます。
まあ今でも公費でやっているので、国民が負担していると言えば負担しているのですが・・・

でも、もともとは病気のために自分で病院に行くことができない人が利用する救急車。
こんな論議になってちょっと悲しいですね・・・

このテーマに関しては女医繭奈のお気楽な医療日記さんでも書かれています。

ではではわーい(嬉しい顔)


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2005年03月09日

ブラックジャックを見て思う命のお値段

手塚治虫原作のブラックジャックが少し前から放送されてますよね。
もともと結構好きで単行本をほとんど小さいころに読んでたんで、テレビで見ると懐かしいです。

医師免許を持たないモグリ医者の天才外科医ブラックジャックが、不治の病の患者を助けるわけなんですが、その時に何千万という高額の治療費を要求するわけです。

手塚治虫がどうしてこのような設定にしたのかよく知りませんが、命はお金に変えられないということを逆説的に言っているのかな、とも思います。
実際、ブラックジャックは無免許ですが、手術の腕前はものすごくいいので、高額を払って治療してもらう患者が確実に存在しています。
実際の世界ではこのような設定は考えにくいですが、確かに治療が難しい患者さんにとっては命が助かるならモグリでも何でも関係ないですもんね。
話はそれますが、民間療法が盛んな原因もこの変にあるような気がします。

日本の医療では直接、医師から患者に対して値段を提示するということは無いでしょうが、いろいろと考えさせられる漫画ですね。

また単行本読みたくなりましたるんるん


一気に暖かくなって花粉の飛散が増えてるみたいですね。
僕も少し鼻がムズムズしますふらふら

ではまた


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2005年03月06日

電子カルテ そのB

電子カルテ その@
電子カルテ そのA
と書いてきました。

今日は患者さんにとっての電子カルテのメリット・デメリットについて考えてみます。

まずメリットですが、まずカルテを端末画面で見ることができれば、内容が紙カルテより解りやすいということがあるでしょう。
もともと、紙カルテは何を書いているのか本人しかわかりにくいことが多かったのですが、電子化により日本語で書かれていれば、ある程度は患者さんにも内容が解るようになります。
また、そのことを医師の側も意識することによって、カルテ記入をわかりやすくすることも考えられます。(このことは場合によっては全く逆の対応になるかもしれませんが)

また、電子カルテを導入する医療機関が増えて、LANを介して情報を共有できるようになれば、別の医療機関に受診した場合でも患者の状態が用意に把握でき、無駄な検査などを省略できるようになるでしょう。

それから、電子カルテは基本的に改ざんができないようになっており、カルテの内容を訂正した場合でも、元の記録内容がHDに保存されるようになっているので、改ざん防止に役立ちこれも患者さんにとってはメリットとなるでしょう。


一方、患者さんにとってのデメリットはどうでしょうか?

医師が電子カルテに慣れてくれば診療もスムーズに行くと思われるので、そうなると診察の待ち時間が長くなるなどのデメリットは解消されてくるでしょう。

ただ、病院のデメリットでも書きましたが、停電やシステムそのものの障害が起きれば診療がストップするので、患者さんにとっても大きなデメリットとなります。
特に災害時などは大問題となるでしょう。

やはり一番気になるのは、情報の漏洩でしょうか?
もちろん、電子カルテはデータの流出に対しての対策は取ってありますが、過去のいろいろな事件をみても、データの流出は少なからず起きています。
規模が大きくなればなるほど、その危険性は大きくなるものと思われます。
医療に関する個人情報は、立場によっては非常に意味のあるものです。


この3回でいろいろ考えてきましたが、まだ電子カルテを導入している医療機関はほんのわずかです。

今後、急速に普及していくのは間違いないですが、システムそのものの洗練が進み、医療機関・医師・患者それぞれに貢献するものになるのを期待して、この記事を終わります。


長々とお付き合いありがとうございました。m(__)m


電子カルテについては診療情報管理士 in Okinawa!!さんや電子カルテ「運用」のためのブログさんのページでも紹介されています。


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2005年03月04日

電子カルテ そのA

こんばんわ
3月になったのに相変わらず寒いですね雪

昨日の続きです。

電子カルテのメリット・デメリットを考えてみましょう。

まず、病院にとってのメリットですが、第一には人件費(主に医療事務)の削減でしょう。
カルテが電子化されることにより、まず紙カルテの出し入れや移動が必要なくなります。
そして、検査などのオーダーが電子化されることにより、会計処理が自動化されます。
今までは、事務が手入力でオーダーをしていたのが、医師が診察を終了した瞬間に処理されます。これらにより、事務員を減らしたり、あるいは派遣などの事務に切り替えることにより人件費の削減が可能となります。
また、電子カルテを導入することにより、先進的なイメージを患者に与えることもメリットと考えられます。
それから、全てのデータがハードディスクに一元的に保存されているために、統計処理が容易となり、患者動向などが掴みやすくなり、経営に生かすことが容易になります。

病院にとってのデメリットはあまりないかもしれません。もちろん導入にあたっての混乱はありますので、そのことはデメリットになるかもしれませんが。
あと、突然の停電やシステムトラブルは起きることがありうるので、もし起こってしまえば診療がストップするので、それもデメリットとしてあげられそうです。


医師にとってのメリットは、優秀なソフトであれば、効率的に仕事が進むのでメリットとなるでしょう。
ただし、ソフトやシステム速度が劣っていれば、一人あたりの診療にかかる時間が増加するのでデメリットとなってしまいます。
それから、これは患者さんにとってのメリットにもなりますが、自筆ではないので誰でも読めるということはメリットでしょう。他の医師の書いたカルテでも読めないということがなくなります。
また、端末さえあればどこでもカルテが開けるので、わざわざカルテを探したり出してもらったりするのを待つ必要がなくなります。

デメリットはシステムに慣れるのに時間がかかるということ。また、病院が変わればシステムが変わる可能性が高いので、例えばバイト先が違うシステムだと大変でしょう。
また、タイピングのスピードは個人差があるので、パソコンの苦手な医師は診療速度が遅くなります。
医師に関していえば、システムの操作性(使いやすさや速度の速さ)が良いかどうかに尽きると思います。操作性が悪ければ紙カルテより使いにくいということもあるかもしれません。

長くなってきたので続きはまた次回に・・・

皆さん良い週末をわーい(嬉しい顔)


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2005年03月03日

電子カルテ その@

数年前から大手の病院を中心に、電子カルテの導入がさかんとなっています。
その名の通り、カルテをパソコン上の画面に入力し、過去のカルテもパソコン上に呼び出して閲覧できるというものです。
IT時代を反映したものですが、国も補助金を出すなどして、導入の促進を進めています。
医療の電子化は、以前も検査オーダーなどは手書きの伝票ではなく、コンピューター端末を利用してのものを導入しているところも少なくはありませんでしたが、カルテそのもののペーパーレスというのはここ最近急激に普及してきています。

医師の立場で考えると、外来では@カルテの記入A検査のオーダーや結果の説明B薬の処方、が主な診察以外の作業となります。
現在、進んでいるペーパレス化は@〜Bすべてを同じ端末で行うものです。
これにより、電子カルテを開き、検査の結果を呼び出して患者さんに説明し、薬を処方するという一連の作業が効率的に行われます。
この、@〜Bを同じ端末で行うということが重要であり、それが別々に分かれてしまっていると著しく効率が悪くなります。
そのため、中途半端にシステムを導入することは、逆に混乱を招きデメリットになる可能性があります。

現在、富士通やNECなどの大手から中小ベンチャー企業まで、多くの企業がシステムを販売しています。もちろん、ただ売るだけではなく導入するにあたって、医療機関に社員を派遣し、一定軌道にのるまで、指導を行います。
システムの値段は病院規模によって変わりますが、ちょっと言えないような高い値段です。
そのような、高額の投資を行うわけですから、医療機関にとってもどの企業のシステムを採用するかは、非常に重要です。
また高額の投資をしているわけですから、一度導入すると容易にはシステムを変更出来ないわけで、また導入以降もメンテナンスやバージョンアップなど、企業との関係は続きますので、どのシステムを採用するかは、そういう意味でも大事でしょう。
逆に企業にとっても一度導入してしまえば、そう簡単に変えられることはないですし、メンテナンス費用も後々まで入ってくるわけですから、企業にとっての商品価値としても魅力があると思われます。

では、患者の立場、病院(あるいは医師)の立場でのメリット・デメリットはどのようなものでしょう?
そのあたりを次回で・・・

ではまたわーい(嬉しい顔)


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2005年02月23日

混合診療について

今日は春の嵐のようですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

混合診療についてこんな記事が出ていました。
現在は保険外診療は原則的には出来なくなっていますが、混合診療が解禁されると、保険内と保険外の診療の組み合わせが可能となります。
高額医療を抑制する狙いがあるものと思われますが、これを認めるということは医療の平等性を損なうことになり、治療も金次第ということになりかねません。
誰でも平等に治療を受けられるのが、この国のいいところだと思いますし、それは他の差別を助長しない意味でも重要なことだと思います。
あらゆる医療が保険で受けられることが重要だと思いますし、いくら素晴らしい治療法があっても、それが受けられないのなら患者にとって意味のないことです。
実際医療費の増加があり、無駄は正さないといけませんが、命を削ることはあってはいけないと思います。

皆さんはどう思われますか?

ではではわーい(嬉しい顔)


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